初めてのお金
最初の
お金の起源は明確にはなっていませんが、貝や石、あるいは骨などが使われていました。
これらはほとんど加工をされることなくお金として使われていました。
ただし、お金としての価値というより装飾品として交換されていた面もあるようです。
石や貝などは産出地に行けば比較的容易に手に入りますからね。
経済や国としての機能がしっかりとした時代ではく、国家間での交易もほとんど行われていなかったため貝や石でも事足りたようです。
金属の塊を交換
世界初の硬貨は現時点では世界4大文明の一つであるメソポタミア文明であると考えられています。
当時の記録に物を購入する際に支払いを銀を使ったとの記録が残っています。
ただし、現在の硬貨の様に鋳造されてコインとなった形状ではなく金属の塊のまま取引がされていました。
そのため、金属の重さを量って、その金属の価値を判断していたようです。
世界初の鋳造硬貨
世界初の金属を溶かしてコイン形状に成形した硬貨は、BC7世紀頃に造られました。
現在のトルコ地方にあったリディア王国でその硬貨は使われていました。
金と銀で作られた硬貨で、重さの異なる物が数種類流通していました。
このコインはエレクトラム硬貨と呼ばれ、表面にはライオンの横顔の抽象画と硬貨の重さが刻まれていました。
従来は、秤を使って金属の重さを量って商取引を行っていたのですが、エレクトラム硬貨はコイン表面に重さが書かれているため、
わざわざ秤で重さをはかる必要が無く、とても利便性の良い硬貨でした。
そのため、この形式のコインは広く広まり、古代ローマやギリシャなどにも普及しました。
当時のローマやギリシャでは、王様や女王様の顔を刻印したコインが使われることが多かったようです。
ゲーム内で使われるお金
複数の人が参加をしてゲームを楽しむオンラインマルチプレーヤーゲームでは、ゲーム内でお金や装備などの財産(ゲーム内アイテム)を持つことができることが多いです。
最近では、このゲーム内アイテムを本物のお金で売買するRMTサイトが増えています。
RMTとはリアルマネートレーディングのことで、本物のお金とゲーム内アイテムを交換することを意味しています。
ゲームの販売会社ではゲーム内アイテムを本物のお金で取引する行為を禁止していることが多いです。
ですが、法律上は一般的な商取引であり、問題ない行為であるためRMTサイトはインターネット上に多数存在しています。
ゲームの販売会社でも、実質的にはRMTサイトの存在は黙認状態です。
お金は様々な物を購入するために使われますが、ゲーム内のお金を買うためにリアルマネーを使うとは数年前までは考えもつかなかったことですよね。
お金の役割
便利で当たり前の様に存在している通貨ですが、どのような機能があるのかを考えてみましょう。
通貨には、まず貯蓄機能があります。
通貨自体に価値があるので、貯めることで蓄財をすることができるという事です。
また、貨幣があれば借金をしてお金を借りるという事ができます。
貨幣が登場するまで、借金の際の返済時に付く金利や利息と言う概念は無かったのです。
さらに、お金は商取引の活性化に役立っています。
物々交換だと双方の価値を判断するのは難しいですが、貨幣があれば物に値段を付ける事で、その物の価値を簡単に判断することができます。
資本主義の世の中では、お金が全てと考える人がかなり大勢いる様に感じます。
拝金主義とも言われますが、それではお金が沢山あったとしても、心は貧しいとしか言いようがありません。
たとえば、お金があったとしても、何らかの理由で健康を害していたら、まったく人生を楽しめないわけです。
人間は生きていく上でお金が必要な事は間違いないですけど、最も大切なものはお金ではないはずです。
たぶん、一番大切なのは健康ですよね。
生きていてこそ、意味があるわけですからね。
いくら3億円の宝くじに当たったとしても、ガンで余命があと3ヶ月なら、まったく意味がないわけです。
営業職をしていると、売上ノルマがあってお金を稼ぐことが大事なこととなりますが、そのお金至上主義の考え方は会社にいる間だけにしましょう。
退社してプライベートな時間になったら、その考えを捨てて、お金ではなく趣味などに没頭をした方が人生を楽しく過ごせます。
学費のお金を借りて夢を実現
僕は、親が医者でクリニックの経営をしているので、親の資金力により裕福な生活を送っていました。
父親は、僕に父が経営しているクリニックを引き継がせたかったらしく、医師になる様といつも言われていました。
ですが、僕は医者になりたいと思ったことは、一度もありません。
血を見ると手が震えてしまい、手術なんてとても出来るとは思えなかったからです。
もし、医療ミスで死亡事故を起こしてしまったら、それこそクリニック自体を廃業しなければならないと言ったことになってしまいます。
自分に医師としての適性が無いことは、自分自身が良くわかっていました。
そのことを親に話すと、父親は激昂し、学費はもう出さないと言われてしまいました。
自分は某大学の経済学部に入学をしたのですが、入学資金は銀行の学費ローンでお金を借りることで賄いました。
実際に、ローンを組んだの母親でしたが、僕が社会人になったらお金を母へ返済をするという約束になっていました。
その後、大学の授業料は奨学金で賄いました。
奨学金は借金なのでお金を借りる行為です。
ですので、社会人になった時には、約400万円もの借金を抱えてのスタートとなりました。
もし、就職活動に失敗したら返済不能で自己破産となるかもという不安が大学4年の時に脳裏に付きまといました。
ですが、結果は某財閥系の会社に就職が決まりました。
今は、実家をでて一人暮らしをしていますが、お金を借りるとその返済がすごく大変という事が身に染みて感じています。
給料を得ても母親と奨学金への返済で、遊びに使えるようなお金は一文たりとも有りません。
また、今の借金を払い終えない事には、お金を借りることになるローンでは買い物はできません。
父親には反抗するだけでなく、もっと話し合う時間を持つべきだったと反省をしています。
[追加]